タイ新送金サービスPROMPT PAYがやってくる

prompt pay

タイ政府が主導している新送金サービス「PROMPT PAY」の登録がで2016年7月に開始されました。各種メディアでも大きく取り上げられてますね。
Prompt Payについて知っていることを記載したいと思います。

Prompt Payとは

個人を識別できるIDを銀行口座を事前に紐付けておけば、個人間を銀行口座番号の代わりに携帯番号や国民番号を使えるようになる。というものです。

例えば、飲み会の割り勘の精算などは、相手の電話番号を知っていれば、その場で送金。送金者の口座から受取者の口座にお金が移動します。

送金チャネルとしては、銀行のモバイルアプリが多く使われることになるでしょう。

2016年7月に登録開始。2016年10月に第一フェーズとして個人間送金サービスが開始される予定になっています。

第一フェーズは個人間送金のみですが、今後2017年ー2019年にかけて法人利用、各種決済サービスへも拡張も計画されています。

登録に使えるID

・国民カード(マイナンバーみたいなもの)
・携帯番号
・パスポート ※できるらしいけど、現時点で裏取りできていません。

PromptPay-thailand-how-it-works

複数IDを持っている場合(携帯と国民IDなど)、同一銀行口座に紐付けることは可能です。また、それぞれ違う銀行口座に紐付けることもできます。
ただし単一のIDを複数の銀行口座に紐付けることはできません。

手数料

個人間送金に携帯番号やIDを使うことにより利便性が向上することに加え、注目すべきはその送金手数料の安さですね。
5000THB(約1,500円)までは無料。10万THB (約30万円)でも10THBしか手数料がかかりません。現状、銀行の送金手数料の相場は25THB程度。

通常、個人であれば5000THBも送金しないでしょうから、手数料無料であれば「こないだ借りたお金PROMPT PAYで送金しておくね。登録は携帯番号だよね?」という使われ方ができるようになります。

銀行側の対応

7月から登録が開始されたのですが、大手銀行は一斉にプロモーションを開始しました。
・銀行のモバイルアプリを開くと、登録を促され、
・ATMでお金を下ろすと、登録を促され、
・会社にもPROMPT PAYの説明会と称して、登録の勧誘がきたり などなど

その甲斐あってか開始からわずか10日間で1000万人(!)の登録があったようです。タイの総人口が6700万人です。中には知らないうちに登録されてしまった人もいるかと思います。

各銀行は去年からシステム改修、プロモーション準備などPROMPT PAYに対する施策に追われているようでした。今後のサービス拡張をも視野にいれ、まずは個人への囲い込みに力が入っていたのだと推測します。

デジタルエコノミー施策(National e-Paymet PROJECT)

National E-Payment
このPrompt Payはタイ政府が推進しているデジタルエコノミー施策(National E-Payment Project)の一つとなります。もともとはAny IDというプロジェクト名で進められていました。ローンチに向け、PROMPT PAYというサービスでお披露目された形になっています。

デジタルエコノミー施策はITを活用してキャッシュレス社会(Cashless Society)を実現。また、電子決済システムと当局システムを接続させ、申告や徴税の手続きの簡素化や脱税防止をも狙うという内容。

色々な施策や構想が発表されていたのですが、目に見えて進んでいるのは私が見ている範囲ではPROMPT PAYのみです。ただこれだけでも他国には見られない画期的なサービスという事もあり、今後の展開が楽しみです。

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